
愛犬の「かゆみ」「赤み」「フケ・べたつき」などの皮膚トラブルに悩む飼い主さんへ。獣医師・トリマー・栄養士が登壇したウェルネスセミナーの内容をダイジェストで解説します。アトピー性皮膚炎や膿皮症・脂漏症の見分け方、間違えやすいスキンケアの注意点、保湿入浴による皮膚バリアケアまで、おうちでできる優しいケア方法を動画とともにご紹介。愛犬の健やかな毎日をサポートします。
目次
「最近、うちの子がやたらと身体をかゆがる…」
「シャンプーしてもフケが出るし、べたつく感じも…」
そんなお悩みを抱える飼い主さんは、決して少なくありません。
今回M&N’s CBDが開催したウェルネスセミナーでは、“皮膚トラブルを抱える犬猫たちのために、家庭でできるやさしいケア”をテーマに、獣医師:⽥⼝ 範人先生(皮膚科専門)をお招きしました。
本コラムでは、セミナーで語られた重要ポイントを要約してご紹介。
「もっと詳しく知りたい!」という方は、セミナー動画をぜひご覧ください!
🎥全編のご視聴はこちら
「よく手を舐めたりかじったりしている」
「耳をかゆがる」「夜中に起きて掻いている」
…こうした行動、実は犬アトピー性皮膚炎のサインかもしれません。
セミナーでは、以下のようなチェック項目が紹介されました。
アトピーの可能性が高いチェックリスト
これらに複数当てはまる場合、アトピー性皮膚炎の可能性が。
早めに皮膚科のある動物病院で診てもらうことをおすすめします。
皮膚トラブルとひとくちに言っても、実はその種類はさまざま。
⽥口先生によると、見た目の違いからある程度の見分けがつくそうです。
症状 | 疑われる疾患 |
---|---|
ボツボツ・赤み | 膿皮症(細菌感染) |
ベタベタ・体臭が強い | 脂漏症(皮脂異常) |
カサカサ・フケ | 乾性脂漏 or 乾燥 |
膿皮症の原因菌はブドウ球菌が多く、高温多湿や間違ったスキンケアが発症の一因になることも。
また、ベタベタやカサカサした皮膚トラブルが見られる場合は、「脂漏症(しろうしょう)」の可能性も考えられます。脂漏症には以下の2タイプがあります:
脂漏症は、遺伝的な体質が原因でパピー期から発症する「原発性脂漏症」のほか、
アトピー性皮膚炎やホルモン疾患など他の病気に続いて起こる「続発性脂漏症」もあります。
膿皮症・脂漏症のどちらにおいても、下記のような環境・体調要因に注意が必要です:
「清潔にしてあげよう」と思って行っているシャンプーが、実は皮膚バリアを壊していることも…。
特に注意が必要なのが以下のポイントです。
NGなスキンケア例
シャンプー剤を選ぶ際、その種類と刺激性についても注意が必要です。
おすすめは「アミノ酸系」or「石けん系(植物由来)」の低刺激タイプ。
さらに、「泡立てネット」「WETブラシ」「事前のブラッシング」など、グッズを活用した洗い方も皮膚バリアを守るために役立ちます。
乾燥は、かゆみや炎症を引き起こす原因のひとつ。
そこで注目されていたのが、「入浴+保湿」のスキンケア方法です。
おうちでできる保湿入浴法
愛犬・愛猫の健康を守るために、「皮膚の不調=すぐ病院」ではなく、
“日常から整える”やさしいケアという選択肢を持つことが大切です。
M&N’s CBDは、今後もこうしたセミナーを通じて、飼い主の皆さんと「ケアの選択肢」を共有していきたいと考えています。
📌 次回のセミナー情報や製品情報は、公式LINE・Instagramでも随時配信中!