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意外と知らない犬の皮膚学!かゆみの仕組みとケア方法

2025年4月23日

「最近うちの子、かゆがってばかり…」そんな悩みを抱える飼い主さん必見。犬の皮膚は人間よりも薄くてデリケート。肌バリアが壊れることでアレルゲンや細菌が侵入し、かゆみや炎症を引き起こします。本記事ではその仕組みをわかりやすく解説し、自然派ケアとして注目されるCBDの活用方法もご紹介。薬だけに頼らない毎日のスキンケアで、愛犬の肌をやさしく守りましょう。

はじめに:なぜ愛犬はいつもかゆがっているの?

「最近うちの子、やたらと体を掻いている…」「手足の先をずっと舐めていてかゆそう…」
そんなふうに感じている飼い主さんは多いのではないでしょうか?

特に季節の変わり目や梅雨の時期になると、愛犬がかゆみに悩まされるケースが増えます。
でも、そのかゆみの「原因」や「仕組み」について、きちんと理解している方は意外と少ないのが現状です。

今回は、愛犬の皮膚トラブルの原因を皮膚学的な視点からやさしく解説し、家庭でできるケア方法、さらには注目のCBDの活用方法についてもご紹介します。

犬の皮膚はとってもデリケート!その特徴とは?

実は、犬の皮膚は私たち人間の皮膚よりもずっと薄くて繊細
その厚さは人間の約3〜5分の1以下とも言われており、外部からの刺激やアレルゲンに非常に敏感に反応してしまいます。

さらに犬の皮膚は、構造や機能の点でも独自の特徴を持っており、それが皮膚トラブルの起こりやすさに深く関係しています。

犬の皮膚が抱える4つの特徴

  • ① 皮膚が薄い
     人間と比べてバリア機能が未熟で、アレルゲンや細菌、外的刺激(紫外線や化学物質など)を受けやすい傾向があります。
  • ② 毛が密集していて通気性が悪い
     特に長毛種やダブルコートの犬種では、湿気や熱がこもりやすく、蒸れによるかゆみや湿疹が起きやすくなります。
  • ③ 皮脂腺が多く、皮脂量も多め
     皮脂が過剰に分泌されると、皮膚の常在菌バランスが乱れやすく、マラセチアなどの酵母菌が繁殖しやすい状態に。
  • ④ 舐める・掻く習性が強い
     犬は不快感を感じると、舐めたり噛んだりすることで自己処理を試みますが、これが逆に皮膚を傷つけ、炎症や二次感染のリスクを高めてしまうのです。

犬の肌を守る「バリア機能」とは?

この薄い表皮の最も外側にあるのが、「角質層」と呼ばれる部分。
ここには、天然の保湿因子(NMF)や皮脂、セラミドなどが存在し、外部刺激やアレルゲン、雑菌などの侵入を防ぐ「バリア機能」の役割を果たしています。

しかしこのバリアは、非常にデリケートで壊れやすいのが特徴。
乾燥・過剰なシャンプー・アレルギー・加齢などが原因でバリア機能が低下すると、肌の防御力が弱まり、外から異物が侵入しやすくなってしまいます。

肌バリアが壊れるとどうなる?

バリアが壊れた肌は、まるでむき出しの状態
そこにホコリやダニ、花粉、化学物質、細菌などが入り込むと、免疫システムが過剰に反応し、炎症やかゆみが発生します。

さらに、かゆみによって愛犬が引っかいたり舐めたりしてしまうと、皮膚に傷がつき、二次感染や慢性炎症のリスクが高まるという悪循環に…。

こうした特性を踏まえると、犬は本来とても皮膚トラブルが起きやすい体質であることがわかります。
特にアレルギー体質や敏感肌の子は、ほんの少しの刺激でも過敏に反応してかゆみを感じやすいため、日常的なスキンケアと予防意識がとても大切です。

犬の「かゆみ」の仕組みとは?

では、犬が感じる「かゆみ」はどのようにして起こるのでしょうか?

かゆみのメカニズム

かゆみの多くは、「ヒスタミン」という物質が関与しています。


このヒスタミンは、アレルギー反応や炎症反応が起きた際に免疫細胞から放出される化学物質で、神経を刺激してかゆみを引き起こします。

さらに、皮膚がかゆいからといって引っかいてしまうと、肌バリアがさらに壊れ、悪循環に陥ってしまうことも…。

主なかゆみの原因

  1. アレルギー(食物・環境・ノミ)
  2. 皮膚感染症(細菌・マラセチアなど)
  3. 乾燥や皮脂の異常分泌
  4. ストレスによる自傷行為

「掻き壊し」を防ぐためにも、早期発見・早期ケアがとても大切です。

ステロイドだけに頼らない!愛犬のかゆみにできること

皮膚トラブルに対しては、病院で処方されるステロイド薬やアポキルなどが一般的です。
これらの薬は、炎症やかゆみを素早く抑える効果がありますが、長期使用には副作用のリスクが伴います。

そこで最近注目されているのが、ナチュラル成分による皮膚ケア
中でも「CBD(シービーディー)」は、肌バリアの強化において期待が集まっている成分の一つです。

CBDとは?皮膚トラブルへの新しいアプローチ

CBDとは、「カンナビジオール」という植物由来の天然成分で、麻(ヘンプ)という植物の茎や種子から抽出されます
大麻と聞くと「危ないのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、CBDは精神作用(ハイになるような作用)をもたらすTHCという成分を含まず、安全性が高いことで、現在では健康分野で幅広く注目されています。

CBDが皮膚に働きかけるしくみ

CBDを肌に塗ると、皮膚に存在する
「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」という仕組みに直接アプローチします。

このECSは以下のような働きを担っており、皮膚の健康維持に重要な役割を果たしています。

  • 「汗」や「皮脂」などの分泌量を調整
  • アレルゲンや外的刺激に対する免疫反応のバランスを整える

つまり、CBDはこのECSの働きをやさしくサポートすることで、
皮膚のコンディションを内側から整えるように作用するのです。

さらに期待されるCBDの嬉しい作用

CBDは、ECSの調整だけでなく、以下のような多面的な働きも持っています。

  • 抗菌作用:皮膚トラブルの原因となる菌の繁殖を防ぐ
  • ストレスケア効果:不安や緊張からくる「掻き壊し行動」にも間接的にアプローチ

これらの効果が合わさることで、CBDは敏感肌やアレルギー傾向のある愛犬にも使いやすい、自然で穏やかなスキンケア成分として注目されています。

CBDが犬の皮膚に与える嬉しい4つの働き

  • 肌バリアを整える
     皮膚のバリア機能をサポートし、外部刺激や乾燥から肌を守ります
  • 炎症を抑える
     赤みやかゆみを落ち着かせる抗炎症効果が期待されています。
  • 保湿力アップ
     乾燥しやすい季節でもうるおいをキープしやすい肌環境へ
  • ストレス軽減
     不安やイライラが原因で起こる掻き壊し行動の緩和にも貢献します。

実際にCBDスキンケアを取り入れている飼い主さんからは、こんな声も。

飼い主の声:CBDスキンケアでここまで変わった!

「3歳のフレンチブルドッグが季節ごとに肌荒れを起こしていましたが、CBDでデイリーケアをするようになってから、肌がしっとりし、赤みやかゆみが目に見えて減りました」(神奈川県・S様)

「夜中に体を掻きむしっていたうちの子も、CBDバームを塗るようになってからはぐっすり眠れるように。見ているこちらも安心です」(大阪府・M様)

もちろん個体差はありますが、継続して使うことで皮膚の状態が安定したという報告が増えてきています。

まとめ:愛犬の肌も“ごきげん”に整える時代

愛犬がかゆみで悩んでいる姿を見るのは、飼い主として本当につらいものです。
「何とかしてあげたい」と思っても、原因が分からなかったり、薬に頼りきりになってしまったり…。
でも実は、犬の皮膚の仕組みやかゆみが起こるメカニズムを正しく知ることで、今よりもっと適切でやさしいケアができるようになるのです。

その選択肢のひとつとして注目されているのが、CBD(カンナビジオール)を活用したスキンケア
CBDは天然由来でありながら、炎症や乾燥、免疫バランスの乱れなど、複合的な要因にアプローチできる成分なので、より自然で穏やかなケアを求める飼い主さんにとって心強い味方となってくれるはずです。

大切なのは、「毎日のスキンケアを通じて肌の土台を整えること」
毎日のちょっとした積み重ねが、愛犬のかゆみの予防や皮膚トラブルの軽減につながります。

「何かしてあげたい」という気持ちを、今日からできるやさしいケアというかたちに変えてみませんか?

この記事を書いた人

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、カスタマーサポート上田でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。

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