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シニア犬の認知症が心配…症状の進行を遅らせるためにできること

2025年5月18日

老犬に多く見られる認知症(認知機能不全症候群)は、早期の対策で進行を緩やかにすることができます。本記事では、認知症の主な症状や家庭でできるケア方法、そして注目の天然成分CBD(カンナビジオール)によるやさしい健康サポートについて詳しく紹介。CBDは症状の緩和だけでなく、予防的な使用にも期待されており、夜鳴きや不安、昼夜逆転などで悩む飼い主にもおすすめです。今できる対策を知りたい方に。

はじめに:もしかして認知症?愛犬の様子が「なんだか変」

「夜中に突然吠えるようになった」「部屋の隅でじっと動かない」「ぐるぐる同じ場所を回り続ける」——そんな愛犬の変化に、戸惑いや不安を感じたことはありませんか?

高齢になった愛犬にこうした行動が見られる場合、それは「犬の認知機能不全症候群(いわゆる犬の認知症)」かもしれません。人間と同じように、犬も年齢とともに脳の機能が衰えることがあり、記憶力の低下や行動の変化が現れます。

本記事では、シニア犬の認知症のサインと進行を遅らせるための対策、そして最近注目されているCBD(カンナビジオール)を活用した健康サポートについて、科学的な根拠を交えてわかりやすく解説します。

犬の認知症とは?見逃してはいけない5つのサイン

犬の認知症は、「認知機能不全症候群(Cognitive Dysfunction Syndrome, CDS)」と呼ばれ、脳の神経細胞の働きが衰えることによって起こる病気です。以下のような行動が見られる場合は、認知症のサインである可能性があります。

主な症状チェックリスト

  1. 昼夜逆転:夜に吠えたり、昼間にぐったりしている。
  2. 方向感覚の低下:家具の間に挟まり抜け出せなくなる。
  3. 徘徊・旋回行動:意味もなくぐるぐる歩き回る。
  4. 名前を呼んでも反応が鈍い:飼い主を認識できないような素振り。
  5. トイレの失敗が増える:決まった場所で排泄できなくなる。

これらの症状が一つでも当てはまる場合、加齢による自然な変化の可能性もありますが、認知症の兆候であることも否定できません。

認知症の進行を防ぐには?飼い主ができる5つのケア方法

犬の認知症は完全に治すことは難しいものの、進行を緩やかにするための対策はたくさんあります。以下に、獣医師や専門家も推奨する基本的なケアをご紹介します。

1. 日常的なコミュニケーションを増やす

飼い主とのふれあいは、脳への刺激になります。散歩中に声をかけたり、アイコンタクトを意識したりするだけでも◎。

2. 適度な運動を続ける

筋力維持はもちろん、外界からの刺激(匂い、音、光)が認知機能を保つ鍵になります。毎日の散歩が難しい場合は、室内でのおもちゃ遊びでも代用可能です。

3. 栄養バランスの取れた食事を与える

オメガ3脂肪酸や抗酸化成分を含む食事は、脳の健康を保つために有効とされています。近年では「認知機能サポート用」のフードも登場しています。

4. 生活リズムを整える

規則正しい生活(朝はカーテンを開ける、夜は静かに過ごす)を意識することで、体内時計を安定させ、夜間の不穏な行動を減らす効果が期待できます。

5. 脳の刺激になる遊びを取り入れる

知育玩具や簡単なトリック(おすわり、まて、くるんなど)の練習も、脳への良い刺激になります。

注目の健康サポート成分「CBD」とは?

CBDとは?

CBD(カンナビジオール)は、麻(ヘンプ)という植物から採れる天然成分のひとつで、近年、ペットの健康サポートに注目されている成分です。

「麻」と聞くと驚かれる方もいるかもしれませんが、CBDは精神に影響を与えるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なり、酩酊作用(ハイになる作用)は一切ありません。日本国内でも合法で使用されており、犬や猫にも安全に使えることが確認されています。

なぜCBDが犬の認知症ケアに役立つの?

CBDが犬の認知症にどのように作用するのかを理解するには、まず犬の体の中にある「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」について知っておく必要があります。

🔍 エンド・カンナビノイド・システム(ECS)とは?

ECSは、脳や神経、免疫、内臓など全身に存在する体内バランスを整えるシステムです。私たち人間だけでなく、犬や猫など多くの哺乳類に備わっており、次のような働きに関係しています。

  • 気分や感情(不安やストレス)
  • 睡眠のリズム
  • 食欲や消化
  • 炎症や免疫反応
  • 神経伝達や学習記憶

加齢やストレス、疾患によってこのECSの働きが弱まると、心や体のバランスが崩れ、さまざまな不調が現れることがあります。

CBDはECSのバランスを「そっと整える」

CBDは、このECSに働きかけることで、体が本来持っている“整える力”をやさしくサポートしてくれます。

特に、犬の認知症でよく見られる以下のような症状に対し、CBDがサポートすると考えられています。

症状CBDが期待される働き
夜鳴きや不安神経の過剰な興奮を抑え、気持ちを落ち着ける
昼夜逆転睡眠リズムを整える作用が期待される
落ち着きのなさ・徘徊行動神経伝達の安定化による行動のバランス維持
慢性的な炎症抗炎症作用により、神経への負担軽減

CBDは「予防ケア」としても期待できる成分

CBDは、症状が出た後だけでなく、“症状が出る前から”取り入れることで認知症のリスクを軽減する可能性にも注目が集まっています。

なぜ予防的な使用が有効なの?

  • 抗酸化作用:CBDは、脳細胞を傷つける“酸化ストレス”を抑え、神経の老化を緩やかにする働きが報告されています。
  • 抗炎症作用:認知症の進行に関係する脳内の慢性的な炎症を和らげる可能性があります。
  • 神経保護作用:神経伝達のバランスを整えることで、記憶力や認知機能の低下を予防的に支えると考えられています。
  • ECSの維持サポート:加齢によって弱まるECS機能を補い、体全体の調和を保つ効果も期待できます。

こんな愛犬には「今から始める」CBDケアがおすすめ

  • 10歳以上のシニア犬(中型犬以上は7歳頃から)
  • 両親犬に認知症の傾向があった
  • 以前より反応や活動がゆっくりになった気がする
  • 昼夜の生活リズムに乱れが見られる
  • ストレスを感じやすくなった

このようなサインが見え始めたとき、「まだ元気だから大丈夫」ではなく、「元気なうちに始める」ことが、未来の安心につながるという考え方が大切です。

CBDは、薬のような強い作用ではなく、自然なバランスのサポート成分だからこそ、早期から取り入れやすく、毎日のケアの一部として続けやすいのです。

専門家の見解と研究事例

アメリカ獣医学会やヨーロッパの研究では、CBDの使用が高齢犬における行動の安定に寄与する可能性があると報告されています。

ある調査では、CBDオイルを2週間使用した犬の75%で夜鳴きが軽減し、活動のバランスが改善されたとの結果も(※出典:Cornell University, 2018)。

もちろん、CBDは「治療薬」ではないため、病気そのものを治すわけではありませんが、飼い主と犬双方のQOL(生活の質)を高めるという点で、高い注目を集めています。

まとめ:認知症は「共に向き合う病気」。できることから始めましょう

愛犬が高齢になり、「最近様子が変わった」「もしかして認知症かも…?」と感じたとき、飼い主としての不安や戸惑いはとても大きなものです。でも忘れないでください。その“気づき”こそが、愛犬の未来を守る第一歩なのです。

認知症は、完全に治すことが難しい一方で、早めに対策を講じることで進行を緩やかにし、日々の生活の質(QOL)をしっかりと守ることができます

具体的には…

  • 症状の早期発見と獣医師への相談
  • 毎日のふれあいや脳への刺激を増やすこと
  • 生活リズムを整える環境づくり
  • そして、CBDのようなナチュラルなサポート成分の活用

これらを組み合わせることで、愛犬にとっても、飼い主にとっても、より穏やかで前向きな“シニア犬ライフ”を過ごすことが可能になります

特にCBDは、薬のように強制的に症状を抑えるのではなく、犬自身が持つ“整える力”をやさしく後押しする存在です。だからこそ、副作用の心配が少なく、長く付き合っていく認知症ケアにぴったりのアプローチといえるでしょう。

「まずは、ほんの数滴から始めてみる」

その小さな選択が、夜ぐっすり眠れるようになったり、不安そうな表情がやわらいだりと、日常に少しずつ希望の変化をもたらしてくれるかもしれません

この記事を書いた人

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、カスタマーサポート上田でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。

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