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愛犬・愛猫の関節痛対策、何がベスト?薬・サプリ・自然療法の違いとは

2025年8月11日

「最近、愛犬が階段を嫌がる」「散歩に行きたがらない」…そんな変化に気づいたら、関節痛のサインかもしれません。シニア期の犬に多い関節トラブルについて、原因・症状・見分け方をわかりやすく解説。さらに、薬・サプリ・自然療法(CBD)それぞれの効果やメリット、注意点、併用時の安全性まで丁寧に紹介します。副作用リスクを抑えながら続けられるケアを探している飼い主さん必見の内容です。

愛犬が足を引きずる姿に心が痛む…シニア期の「関節痛」に悩む飼い主が増えています

「最近、散歩中に歩きたがらない」「階段の上り下りを嫌がるようになった」「立ち上がる時に時間がかかる」――こんな変化を感じたことはありませんか?
それはもしかすると関節痛のサインかもしれません。

特に中型犬〜大型犬やシニア犬に多い「関節のトラブル」は、犬にとって慢性的な不快感をもたらすもの。飼い主としては、痛みを和らげてあげたい、でもどの対策が本当に効果的なのか分からない…と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、動物病院で処方される「薬」、市販の「サプリメント」、そして最近注目されている「自然療法(CBDなど)」の違いをわかりやすく解説します。愛犬に合った“ベストな選択肢”を見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてください。

犬の関節痛、その原因とは?まずは正しい理解から

犬の関節痛の多くは、以下のような原因で引き起こされます。

主な原因

  • 加齢に伴う軟骨の摩耗(変形性関節症)
  • 遺伝的な要因(股関節形成不全など)
  • 過去のケガや手術歴
  • 体重増加による関節への負担
  • 激しい運動やジャンプによる関節の酷使

特に7歳以上の中高齢犬では、軟骨のすり減りによって炎症が起き、痛みや動きづらさを引き起こすケースが増加します。さらに、関節の動きが悪くなると、筋肉も衰え、悪循環に陥ることも。

飼い主が気づく変化の例

  • 散歩に行きたがらない
  • 段差を避ける
  • 足をかばうように歩く
  • 立ち上がる時にうなり声を出す
  • 寝てばかりいるようになる

こうした変化に気づいたら、まずは獣医師に相談し、正しい診断を受けることが大切です。

【薬・サプリ・自然療法】関節痛対策、3つのアプローチの違いとは?

関節の痛みを緩和するための方法は、主に以下の3つに分類されます。

①【薬】即効性が魅力。重度の痛みには有効だが、副作用に注意

動物病院で処方される「消炎鎮痛剤(NSAIDs)」は、炎症と痛みを速やかに抑える作用があります。

主な特徴

  • 効果の即効性が高い
  • 痛みが強いケースや手術後のケアに使われる
  • 長期使用には副作用(胃腸障害、肝機能への影響など)のリスクあり

代表的な薬剤名

  • カルプロフェン(リマダイル)
  • メロキシカム(メタカム)
  • プレドニゾロン(ステロイド剤)

注意点
「薬=悪」ではありませんが、慢性症状への長期使用には向かないことが多く、症状のコントロールが難しくなるケースもあります。副作用に不安がある飼い主からは、「他に穏やかで継続できる方法はないか」との声も。

②【サプリメント】関節の健康維持をサポート。毎日の習慣として人気

犬用サプリは、あくまで「栄養補助食品」ですが、長期的な健康維持には心強い味方です。

主な成分とその役割

  • グルコサミン・コンドロイチン:軟骨の再生と保護を助ける
  • MSM(メチルスルフォニルメタン):炎症の抑制、痛みの軽減
  • 緑イ貝エキス:オメガ3脂肪酸が豊富で、抗炎症作用が期待される
  • ヒアルロン酸:関節の潤滑性をサポート

メリット

  • 比較的安全で副作用が少ない
  • フードやおやつに混ぜて手軽に与えられる
  • 継続することで徐々に変化を感じるケースも

注意点
即効性はないため、数週間〜数ヶ月単位で継続して効果を判断する必要があります。複数の成分が含まれている製品でも、含有量が少ない場合もあるため、選ぶ際は成分表をしっかり確認しましょう。

③【自然療法・CBD】注目の新アプローチ。穏やかなサポートを求める方に

近年、犬の関節痛ケアとして話題になっているのが「CBD(カンナビジオール)」を使った自然療法です。
CBDは、麻(ヘンプ)から抽出される植物由来の成分で、痛みや炎症の緩和、ストレス軽減をサポートすることで知られています。

CBDの働きとは?

犬にも存在する「エンドカンナビノイド・システム(ECS)」に働きかけ、体のバランス(恒常性)を整えると言われています。


これにより、以下のような効果が報告されています:

  • 炎症の抑制による関節痛の緩和
  • 筋肉の緊張をやわらげる
  • ストレスや不安感の軽減(痛みに対する過敏反応の抑制)
  • 睡眠の質の向上

例えば、現在お使いのお薬(NSAIDsなど)とCBDを併用しても、重大な副作用リスクは極めて低いとされており、穏やかな補完として組み入れやすい点もCBDの魅力です。

実際、CBDを非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAID)と併用した臨床試験では、肝酵素(ALP/ALT)の軽度の上昇が認められたものの、臨床的な障害は報告されず、安全性は概ね良好とされています

こうした併用の安全性が確認されていることで、薬を完全に置き換えるのではなく、痛みや炎症に応じて「薬+CBD」「サプリ+CBD」といった組み合わせが柔軟に検討できるようになりました。それにより、無理なく、長く続けながら愛犬のQOL(生活の質)を維持する選択肢が広がっているのです。

獣医師のコメント(一部引用)

「CBDは副作用が少なく、自然な形で慢性痛の管理をサポートできる可能性があります。特に高齢犬や既存の薬に頼りたくない飼い主にとっては、新たな選択肢となるでしょう。」

飼い主の体験談

「サプリや薬を試しても歩きたがらなかった愛犬にCBDオイルを与え始めたら、1週間ほどで散歩に行きたがるように。副作用もなく、穏やかにサポートしてくれていると感じます」(13歳・柴犬・オス)

CBD製品を選ぶポイント

  • THCが含まれていない「ブロードスペクトラム」または「アイソレート」タイプを選ぶ
  • 犬用として安全性が確認されたものを使用
  • オイルタイプならフードに混ぜたり、舐めさせるだけでOK

では、どれを選ぶべき?愛犬に合った関節ケアの選び方

関節痛対策は、犬の状態やライフスタイルに合わせて柔軟に考えることが大切です。

状況おすすめ対策
急な痛みやケガ直後動物病院での薬治療
軽度〜中度の慢性的な関節不調サプリ+適度な運動
シニア犬や副作用に配慮したい場合自然療法(CBDなど)+生活習慣の見直し
すでに薬を使っているが補助的にサポートしたいCBDや関節系サプリとの併用も検討

すべてを単独で使う必要はなく、「薬+サプリ」「サプリ+CBD」などの組み合わせも有効です。
かかりつけの獣医師と相談しながら、無理なく続けられる方法を見つけましょう。

まとめ:あなたと愛犬に寄り添う「続けられる関節ケア」で、いつまでも元気な毎日を

関節の不調は、犬にとっても、見守る飼い主にとっても心配の種。
しかし今では、薬・サプリ・自然療法など、多様なアプローチの中から愛犬の体質やライフステージに合った方法を選べる時代になりました。

大切なのは、「無理なく、安心して、続けられるケア」を見つけること。
それが、痛みや不安を抱える愛犬にとっての大きな安心感となり、健やかな未来への第一歩になります。

関節ケアは「一時的な対処」ではなく、これからの人生を共に歩むための大切な習慣。
あなたの優しさと選択が、愛犬の明日をきっと変えていきます。

この記事を書いた人

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、カスタマーサポート上田でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。

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